安定したボーヌの1級・・アルベール・モロ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

アルベール・モロ ボーヌ 1er. ブレッサンド  2015

購入日    不詳(2017年頃)
開栓日    2023年8月11日
購入先    不詳
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   不詳

 

8月10日から診療所を盆休みにし、同日には恒例のドックに行った。

例によってバリウムを飲んで上部消化管の検査を受けたが、今年は翌日までバリウムが出ず、

1〜2日はまともな食生活から離れてしまう。

 

昨年には2時間あまりで大半が体外に出たが今年はずいぶん遅かった。

幸い翌日にはほぼ全排出したようで、食生活が元に戻った。

 

そこで開けたのがこのワインである。

夏はピノ・ノワールが美味しい季節ではなく、もっぱら安めのシャンパーニュばかり開けているが、

料理によってボチボチピノ・ノワールを選ぶことがある。

 

アルベール・モロはボーヌの有名で堅実な造り手だと認識しているが、

探したが購入歴が見つからず、いつから自宅にあるか分からないワインである。

ニュイとは一線を画したワインで、酸も穏やかで黒系果実系の香味を感じる。

1級畑だけあってしっかりしたボディを有するが気品を保っている。

 

かなり熟成に向いた造りであり、現在でもまだ若開けであり、

今後10年くらいは余裕で保管できそうだ。

 

今の価格を調べてみると、2010年が8600円ほどで売られている。

ブルゴーニュのピノ・ノワールが軒並み高騰し、10年前まで沢山買えたワインが高嶺の花になった

現在、このレベルのワインがこの価格なのはありがたい。

 

ただ、わたしはやはりボーヌよりニュイの畑が好きなので、

この造り手のワインを今後も続けて買い続けることはないだろうなあ、と思った。

他の物価が上がらない30年間だったのに、ワインの価格に関しては厄介な時代になったものだ。