土臭くて田舎っぽいピノ・ノワール・・カーヴ・ド・リュニー | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

カーヴ ド リュニー  ブルゴーニュ  ピノノワール  2020

購入日    不詳(2022年頃)
開栓日    2023年8月18日

購入先    知人からのお歳暮で頂いた
インポーター 徳岡
購入価格   赤白2本で5000円の歳暮用商品

 

今もネットでは2750円で売っており、お気軽に買えるブルゴーニュである。

良くも悪くも普通の赤ワイン、と言えば良いだろうか。

https://item.rakuten.co.jp/wine-net/69433/

 

まいどお金の話になり恐縮だが、15〜20年くらい前だったらこのお金を払えば、

アンリ・ペロミノのACブルゴーニュが買えたし、グロフィエのACブルゴーニュも買えた。

日本人の収入は増えていないが、世界が市場のブルゴーニュワインは着々と価格上昇している。

 

ちなみに、新しいヴィンテージ2021のグロフィエのACブルゴーニュは、

ウメムラワインセラーで10,600円!になっている。

10年少しで3倍になっているわけだ。わたしは2013あたりから購入していない。

 

2002が1780円で買えたドメーヌ・ペロミノ(アンリからクリストフへ)のACブルゴーニュは、

今や影も形も無い。

ネット市場で見つかるのは、5万円もする上級キュヴェだけだ。

 

 

さて今回のワインだが、一口飲んだだけで南の方の畑と分かる。

黒系果実が感じられて濃いめで土臭く、田舎っぽくて洗練されない。

「Saint-Gengoux-de-Scisse村の畑の葡萄だけを厳選して作られた」とあるが、

ボーヌよりかなり南で、マコンに近い村のようだ。

 

よく言えば素朴で、ボディもしっかりしているが、酸性人のわたしの好みではない。

ニュイのACブルゴーニュは遠くなりにけり。